ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

タジンを使って モロッコの食のお話

 

モロッコ

 

デュッセルドルフから直行便で4時間ほどですのに、

全く異なる世界に浸ることができます。

 

かつては北部の一部を除いてフランスの植民地でしたので、

ヨーロッパとアフリカとイスラムの文化が融合しているのは

 建築物や文化のみではなく食生活もそう。

 

    日本から遠いモロッコは

  日本との関係はあまりないみたいですが、

日本で消費されるタコの30%はモロッコからの輸入だそうです。

 

もしそんなモロッコの漁村にご興味があればこちらもどうぞ

 

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2020/04/14/034045

 

 

   モロッコといえばタジン鍋。

 

 日本でも数年前にずいぶん流行ったみたいですね。

 

今日はタジン鍋で作る本格的なチキン料理を一つご紹介したいと思います。

 

  モロッコといえども広く、

全てを把握しているわけではないのですが、

 私が現地で教えていただいたやり方で。

 

 

用意するものは大きめのタジン鍋に

 

レッドオニオン

チキン

人参

ジャガイモ

トマト

レモン

そして塩漬けレモン

ジンジャーパウダー

ターメリックパウダー

コリアンダーパウダー

パプリカパウダー

トマト

フレッシュコリアンダー

 

 

です。

 

   まずタジン鍋に

 

 

 

 

    オイルを入れて

そこにレッドオニオンの半量を入れます。

 

 

 

  タジン鍋に中弱火で火を入れて

ジンジャーパウダー ターメリックパウダー コリアンダーパウダー パプリカパウダー

     を適量入れます。

 

このお鍋の大きさでしたらジンジャーとターメリックとパプリカは大さじ1杯づつくらい

  そしてコリアンダーは小さじ1杯くらいでしょうか・・・

 

      

  

 

日本ではジンジャーパウダー 生姜の粉末はあまり使いませんね。

  でも中東や北アフリカのお料理ではよく使います。

 

 

 

       え?

なんでスニーカーの足が写っているって?

 

実はこのクッキングクラスは、外だったんです。

   それも昔ながらのやり方で、

石畳の上に添えた薪のコンロの上という

とってもワイルドなクッキングクラスでした♪

 

 

(ワイルドだろ〜と書こうとも一瞬思いましたが、やめておきました笑)

 

 レッドオニオンのざく切りと香辛料をタジンに入れたら、

   ここで一旦蓋をして全てに火を通します。

 

     良い香りが立ったら蓋を取り、

    一度返してトマトの薄切りを並べ

レモンとお塩でマリネをしておいたチキンをその上にセッティング。

   

   そこに残しておいたレッドオニオンをのせて

    

 

 

 

 

  隙間にトマトや人参やジャガイモ、

フレッシュなコリアンダー、グリーンオリーブも並べて・・

 

 

 

 

 

    とんがり帽子みたいな蓋をして

 このまま1時間ほっておいて出来上がりです。

水分はトマトと塩漬けレモン以外入っていません。

 

   このタジン鍋のとんがり帽子の形が、

食材から出た水分をもう一度お鍋に戻すという役割をするため、

  タジン鍋は無水鍋と同じような調理法となるそうです。

 

 

     タジン鍋でのお料理は

食材の持つ水分で蒸し煮をするという調理法ですが、

考えてみればモロッコは雨がほとんど降らないし、

   壮大な砂漠地帯も多いので

お水を使わずに調理をするという知恵から生まれたお鍋の形なのでしょう。

 

 

      塩漬けレモンは

   熱湯に塩を投入したものに

スライスしたレモンを入れて漬けたものでも代用できますが、

 モロッコでは丸ごとの塩漬けレモンを使います。

  これを用途に合わせて切ったり、

もしくは丸ごと使ったりしているようです。

 

 

 

 

      さてドイツの我が家では・・・・

 

  塩漬けレモンは丸ごと大量でないとあのおいしさにならないので、

  レモン1個を薄切りにした塩漬けを前日に作ってから

     タジンの作業に入っております。

 

 

        タジンに

モロッコで教えていただいたとおりの順番でレッドオニオンに香辛料・・

 

 

 

 

        蓋をして

 

 

 

 

 ちなみに私の自宅のタジン鍋はル・クルーゼのもので、

深めの煮物鍋としてもとっても重宝しております。

 

 

  しばらくして蓋を取るとこんな感じ・・・

 

 

 

 

    この上にトマトをのせて

 

 

 

 

 

 マリネしておいたチキンを並べ、

ジャガイモと人参もお行儀よく並べて

 

 

 

 

前日に用意しておいたレモンの塩漬けとレッドオニオンも配置し、

 

   一度強火にして蓋をして、

 

コトコトという音がしたら中火にします。

 

 

 

 

   このまま1時間ほど火を通すのですが、

  この間にモロッコパンを仕上げて焼きます。

 

 

 

 

モロッコパンはセモリナ粉と小麦粉で焼くパンですが、

  フライパンでも庭のグリルの上でも焼けるので、

  お客様を招いてのバーベキューパーティーや

  中東のお料理を作る時にも活躍しております。

 

 

     1時間後・・・・

 

      ほうら

 

 

 

 

モロッコではコリアンダーの茎も最初から煮込んでいましたが、

  フレッシュなグリーンと香りが好きなので

     我が家流では後から入れます。

 

 

 

 

  焼きたてのモロッコのパンも添えて

とてもエキゾチックな週末の食卓となりました。

 

 

 

 

 

   モロッコは冬でも温暖ですので、

ヨーロッパの人たちの冬のバカンス先としても好まれています。

 

娘夫婦もクリスマス休暇の2週間、モロッコへのバカンスを予約しました。

 

   予約したホテルはオールインクルーシブだそうで、

     「ベビーシッターもインクルーシブよ」

           という娘。

 

   「へ〜、まだ1歳だし、、、大丈夫かしら・・・」

         と心配する私。

 

「大丈夫に決まっているじゃない、だってママも連れて行くもの」

 

        ああ、その手があったのね・・・笑笑

 

         というわけで、

私はベビーシッター役でモロッコへ同伴となりました。

 

本当は私は旅先では『何もしない』ということを優先にするのですが、

今回はおんぶにだっこ、お砂遊びというモロッコ滞在となりそうです・・・

 

 バカンス中は『何もしない』ことがモットーですが、

  異国に行くと二つだけすることがあります。

 

   一つはその国の市場に行くこと。

 

    もうひとつが

どこかのカフェにただ単にぼ〜っと座って

 ニンゲンウォッチングをすること・・

 

 

さてさて孫連れの次回のモロッコ。

 どうなることやら・・・