ドイツ料理といえばザウアークラウト
サワークラウト
シュークルート
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
ドイツですもの、 ザウアークラウトでOK♪
日本でも近頃は瓶詰めのものが入手できるようですし、
いかがでしょう?
ドイツ料理をご家庭でも堪能してみませんか?
以前Sauerkrautについてお話をしましたが
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2020/12/01/045324
本日はそれとお肉の煮込みをしてみましょう。
瓶詰めや缶詰でも袋詰めでも同じですが、
自宅ではお肉やさんで買い求めます。
瓶詰めや缶詰と
お肉やさんから分けてもらうことの違いですが、
瓶詰め缶詰は、
瓶や缶の中でこれ以上発酵しないように煮沸をしてあること。
お肉やさんでは煮沸せず、発酵中の樽から直接分けてくれますので、
とっても新鮮♪
こういう袋に入れてくれます。
これで1キロ。
でも大丈夫。
『手に一握り』から売ってくれますので♪
Sauerkrautは乳酸菌による発酵食品ですので、
その時によって酸っぱさも違い・・
ですので、
前回書きました『まずちょっと食べてみる』というのをしてみてくださいね。
それで酸っぱかったらザルにあけて流水で酸味を流すか、
↓
とても酸っぱかったらお水を入れたボウルに放して酸味を調節します。
↓
で・・・
よく水気を切って、
ジュニパーベリーとローリエと一緒にお鍋に入れて、
お好みでレーズン 干しぶどう。
レーズン 干しぶどうを入れることについては
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2020/12/01/045324
に書いておきました。
私流の調理法ですが、
とても気に入っています♪
ドイツ人の友人が
「わ! 今まで食べた中で一番おいしいSauerkrautだわ」
というお墨付きなので、ぜひお試しを。
ともかく、
レーズン 干しぶどうなしでもありでも・・
その上にお肉をのせて蓋をして煮込んでいきます。
お肉は燻製肉のカッスラー
生の豚肉をPökelnハムソーセージ用の塩水や香料で数日間マリネしたあと、
燻製してあるものです。
多分今の時期でしたら、
ドイツのお肉やさん、もしくはスーパーのお肉コーナーに、
大きなハムみたいな塊がゴロンとしていると思います。
それがこれ。
これの三枚肉だとSpeck
日本語では固まりのベーコンでしょうか?
これをSauerkrautの上にのせ、蓋をして、
コトコト柔らかくなるまでお肉の大きさにもよりますが、
1時間から2時間ほど。。。
日本ではおそらくカッスラーが手に入らないと思いますので、
塊のベーコンでどうぞ。
ベーコンでしたら1時間くらいで柔らかくなると思います。
瓶詰めや缶詰のSauerkrautを使った場合には、もっと時間短縮・・
でも、
せっかくドイツにいらっしゃるんですもの、
ご帰国後にはまず入手できない、
ドイツのお肉屋さんのSauerkrautをお試しくださいませ♪
わ!
これがSauerkrautなのね、
と、感動されることと思います。
1時間・・2時間・・・
え?
そんなに煮るんですか?
と言われてしまいそうですが。
実は自宅では、
このお料理の場合、普段あまり登場しない圧力鍋を使ってしまいます。
圧力鍋はドイツ西側では、
80年代はおそらくどこの家庭でもあるお鍋でした。
当時、日本ではバブル時代。
誰も彼も前を向いて浮かれていた時、
コトコト煮込むなんて、そんな手のかかる時間のかかることはしなかったという
食文化だったのでしょうか?
あの当時ドイツで結婚すると、大抵の場合
圧力鍋のプレゼントがあったように記憶しております。
圧力鍋は確かに光熱費は抑えられますし、
日本式のカレーのお肉も早くに柔らかくなりますし、
イワシなどは骨まで食べれますし・・
でも、味が染みるわけではありません。
なので、
絶対に必要なお鍋だとは思いませんが、
もしお買いになるならば、日本でもパッキン等の部品が買えるものをお選びください♪
私はSilitの3Lと6.5Lがセットになっているものを使用しております。
これで2代目。
1代目の結婚の時の頂き物は、
娘たちが小さな時に重宝しましたが、数年前に蓋の持ち手が壊れ、
2代目となりました。
もし薄切りベーコンしかない場合にはそれでも大丈夫。
ベジタリアンの婿にはベーコンなしで作っています。
娘たちが大好きなのは、この煮たSauerkrautと
Nürnberger Rostbratwurstの組み合わせ♪
このとっても細い
指みたいなソーセージはニュルンベルグのもので、
ニュルンベルグソーセージ協会で認定されたもののみ
Nürnberger Rostbratwurstという名前をつけることができます。
ニュルンベルグに行かれたら、
お召し上がりになってみてください♪
ソーセージを焼く時にはあくまでも中火で
じっくりと。
あんまりフライパンの温度が高いと、
中心の温度が上がっていないうちに焦げてしまいますし、
中の脂肪分が染み出す時間もなくなって
パリッと焼けないから・・・
なんだかんだおしゃべりしているうちに、
お肉も柔らかくなりました。
カッスラーとザウアークラウトの煮込みの出来上がり♪
ドイツ料理ですので、
姑譲りのマイセンのお皿を使いましょう♪
あとは冷たいビールで乾杯!
ドイツ料理はイタリアンやフレンチと比べると繊細さにかけるかもですが、
地に足がついた一皿となります♪
では
Guten appetit!