ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

デュッセルドルフで道端に落ちている栗のお話



 

 

秋。

 

秋といえば栗。

 

日本のお友達から栗の食情報がたくさん入ってきます。

 

ドイツにだって道端にいっぱい鮮やかな栗が落ちているし・・・・

 

 

と言いたいところですが。

 

 

 





でもそのほとんどは食用ではありません。

 

南ドイツやファルツ地方には食用となる

 

『ブナ科』

 

の 

 

『ヨーロッパグリ』

 

が多くありますが、

 

 

私たちの住む北西ライン地方ではそのほとんどが、

 

『マロニエ』

 

といわれる

 

『セイヨウトチノキ』

 

 

という木の実なのです。

 

 

 

日本の栗は

『ブナ目ブナ科』

 

 

こちらの道端に落ちている方は

『セイヨウトチノキ』

 

 

食用ではなく、

欧州ではとてもよく街路樹として使用されています。

 

ですので、

道端や公園に落ちている栗みたいなものは、

とても艶やかで美味しそうですが、

実は

 

『トチノミ』

 

という

日本でも食用にされないものです。

 

食べられる方の植物学名 

 

Castinea Sativa

 

 

ブナ目のブナ科。

 

日本の秋の味覚の栗も

ブナ目のブナ科です.

 

 

 

 

『マロニエの木』

として日本でも知られているパリの風物詩と同じこの木。

 

デュッセルドルフ にも多くあるそのマロニエは、

セイヨウトチノキです。

 

マロンという名前と似ていますが、

食用のマロンとは何の関係もないという木です。

 

 

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これがそのセイヨウトチノキ。

 

ドイツ語では

Kastanieといいます。

 

食べれる方の実は

EßkastanieもしくはMaronen, Maroni等とよばれ、

 

それは

日本の秋の味覚の栗と同じである

『ブナ目ブナ科』

Edelkastanie という木からのものです。

 

こちらの方は食用となり、

栽培農家や市場、スーパーで売られています。

 

 

その辺で拾えるセイヨウトチノキの実は、

日本の栗ととってもよく似ていて、馬の飼料等にもなりますが

 

 

人間には食べれない微毒性のものなのです・・・・

 

こちらでは道端や公園でその『栗拾い』をしている小さな子供達やママもいます。

 

でも、

それはあくまでも工作やテーブルデコのため。

 

食べるためではありません。

 

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艶やかな栗ですが、

これは拾ってテーブルデコにしましょう♪

 

でも、

拾われた栗はもしかして食用の場合もあるかもしれません。

 

なので、

食用のために拾われた場合には、

まず確認のために少量火入れをして、

食感が悪かったり苦味があったりする場合には破棄されてくださいね。

 

食用には

スーパーや市場で売っているものなら安心です♪

 

スーパーには

フランスから茹で栗を真空パックしたのものもあります。

 



日本の栗と比べると糖分が少ないような気もしますが、

これはこれで充分にお料理やお菓子に使えます♪

 

下準備の手間も省けますし、

開封しなければ賞味期間も長いので、

これからのこの季節、一つ常備されておかれると便利かもしれません。