大きなカブのお話。
大好きです。
うんとこしょ
どっこいしょ
あれはロシアのお話だそうで、
一体どんなカブだったのかしら?
と、
いつも色々想像しております。
日本の絵本は白い日本のカブで描かれていますが、
ロシアの絵本はどういうカブの絵なのか、とっても知りたいところで・・・
あのお話、ドイツでは
Das Rübchen
という題名になっています。
Rübchen
カブ
日本ではカブはお漬物にもお味噌汁にも、
そぼろ餡掛けにしたりささっと炒め煮にしたり・・・
と
よく登場しますが、
ドイツでは戦争中や旧東でよく食卓に出ていたためか・・
もしくはドイツ式に煮ると独特な癖のある匂いが出るためか・・
カブはドイツ西側では割とマイナーなお野菜なんです。
なので、あまりスーパーで見ないでしょう?
でも、
スーパーにいつもあるのがKohlrabi。
冬の時期にはシチリアやオランダあたりで栽培されたのもが入ってきますが、
本来は今からがシーズンのお野菜です。
こちらの方は皮をむいてナマのまま、
薄く切ってお塩をパラパラしていただいたり
カルパッチョ風にしたり、バターでソテーしたり・・・
現代向きの顔をしているお野菜なのかもしれません。
ドイツのスーパーでは、
この緑の葉っぱがなくて売っているか、もしくは葉の部分を手でちぎって、
お野菜コーナーにあるゴミ箱に捨ててからレジへ向かう・・
というドイツ人がほぼですが、
実はこの葉っぱも食用です。
ビオのスーパーで入手した無農薬のものでしたら、
捨てないで。
太い茎の部分をとって葉っぱだけにして、
さっと炒め物にしたりお漬物にしたり、お味噌汁へ。
もしくは
ロールキャベツのようにハンバーグのタネを包んでコンソメ、もしくはトマト味で煮ても
美味しい一品となります♪
今日はドイツ人家庭での一般的な調理法をご紹介いたしますね。
Rahmkohlrabi です。
↓
いるものは:
普通の大きさのコールラビ3個
生クリーム 200ml
野菜のコンソメ(なければ普通の顆粒コンソメでも♪)
お塩&白胡椒
ナツメグ
バター大さじ1杯
小麦粉大さじ1杯
コールラビは
皮をむいてマッチ棒のようにでも、
もしくは今回のサイコロ状でも・・
ともかく切ります。
柔らかい小さな葉っぱもついでに刻んでしまいましょう。
それをひたひたのお湯に入れて5分ほど茹でます。
柔らかくなったら、レードル/穴杓子ですくい取り
もしくはボウルで茹で汁を受けてザルでコールラビを茹で汁と分けます。
茹で汁は後から使うので捨てないで♪
小鍋に
大さじ1杯のバターを溶かし、そこに大さじ1杯の小麦粉を入れてベシャメルソースの準備をします。
小麦粉とバターによく火が通ったら、
生クリームを入れて泡立て器でかき混ぜながら少し煮詰めます。
そこに下茹でしておいたコールラビを入れて
茹で汁で水分を調整しながらお好きな感じに仕上げるだけ。
調味はお塩とミルで挽いた白胡椒、
そしてナツメグでどうぞ。
最後に刻んでおいた小さな葉っぱを入れて
かき混ぜれば出来上がり。
優しいお味ですので、
チキンのソテーや和風のハンバーグにもとてもよくあいます♪
ナツメグはもちろん
1個をナツメグおろしですりおろしたものをお使いください♪
ナツメグについてはこちらをご参照くださいませ
↓
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/04/11/183020
コールラビは、
スーパーで選ぶときにあまりに大きなものですと筋っぽかったりします。
ですので、
こ〜んなに大きなものでなくて
↓
小ぶりのもので、
キズないもの、割れていないものをお選びください♪
なかなか暖かくなりませんね(涙)
自宅ではまだヒーターが自動的に入っています。
去年の写真を見たら、
我が家のお庭は一年前はもうこんな感じでした。。。
今年はまだ蕾のままです。
ぶどうの木も、やっと葉っぱが出てきただけ・・・・
コートなしで外に出られる日が1日も早くきますように(祈)