
ドイツのディスカウントスーパーによくある
500g入りのほうれん草
一度に茹でるにしては大きなお鍋が必要ですし
フライパンで茹でたら、
周りがビッチョビチョ・・・
なんていう経験はありませんか?
ドイツのほうれん草は
日本の種類と違う西洋種で
葉っぱは丸くて日本のものより肉厚です。
以前はあくが強くて
クタクタに煮ないと苦味が残った西洋種ですが、
最近のものは改良されて生食でも大丈夫。

でもあの500gの大袋を
むしゃむしゃ食べるわけにはいかないし、
たまにはおひたしも食べたいし・・・・

そんな時、
オーブンで火入れをすることをお勧めします♪
オーブンを200度に温めたら
オーブンペーパーの上にのせた
山盛りのほうれん草を一気に入れます。

3分そのままオーブンで熱を入れて
3分経ったらオーブンの火を止めます。
菜箸で上下をかき混ぜたら
再びオーブンのドアを締めて10分放置。

そうすると
あんなに山盛りだったほうれん草がコンパクトになっていて
お塩もしていないのに冴えたグリーンに。

500gのほうれん草が
直径18センチのテラコッタのボウルに収まるくらい
小さくなります。

私はこれにお醤油と鰹節。
主人にはバターを混ぜて、
サーモンのソテーと一緒にいただきました。
同じやり方でベジタリアン用ディナーを作ったのがこちら
↓

カリフラワーのオーブン焼きの上に
ほうれん草のオーブン焼きをのせて
エリンギのシュニッツェル。
ソースにはサフランの香りをまとわせてみました。
もしかしたら
ドイツのお家のオーブンが物置みたいになっていませんか?
これからの時期、
オーブンを使い回してみるのはいかがでしょう。
折をみて
オーブン料理もご紹介していきたいと思います。
先日のWDR西ドイツ放送TVのロケですが、
私の範囲外のことでしたので
結構気を使いました。
『範囲外』
というのは出汁のお話。
和食の料理の基本として出汁の取り方は知ってはいますが、
調理人修行としてお勉強したわけではありません。
ですが、
ドイツ語をフリーに話せるということで
白羽の矢が当たってしまった結果、
付け焼き刃で鰹節の扱い方のお勉強をしました。
が・・・・・・
良い画像を撮るために
真水の中に鰹節を少しづつ落としていくとか、
いくらなんでも鰹出汁には熱すぎる
熱湯の中に鰹節を入れるとか・・・
色々と注文が出て。
さっき私がカメラの前で話した『鰹節でとる出汁』と違うじゃないの
と思っても仕方なく、
同じ作業を何回も何回も
速度や角度を変えて繰り返しました。
日本の料理番組も同じだと思うのですが、
画像に撮る『試食』までいく間に
お味噌汁もすっかり冷め、
それでも
「わあ、美味しい。
うまみを口の中全体で感じます」
とコメントした
日本大好き音響係の若い男性の、
そのプロ意識に感動いたしました。
