ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

モロッコインゲンとドイツのニシン

 

    モロッコインゲン

  

ドイツ語では広いお豆の意味の

    Breite Bohnen

      とか

棒状のお豆の意味のStangen Bohnen

            とか言われています。

 

  

   お豆の旬は夏。

 

   なんですが・・・

 

最近は『旬』というものはあまり消費者側には気にされないみたいで、

色々なお野菜や果物が一年中入手できるようになりました。

 

そのため売れ残ってしまうお野菜や果物たちも多く。

 

週に一度ヘルプに行っているキリスト教系の慈善団体Tafelでは

スーパーから寄付された売れ残りの食材を

生活保護や難民の方達に配布をしています。

 

    ですがそのTafelでも

本当に最後に残った食材はやむを得なく破棄となります。

 

  先日はこのモロッコインゲンがかわいそうに袋ごと、

   ゴミ箱行きとなりましたので

   救って家に持ち帰りました。

 

   ただし破棄の食材でも

ボランティアの私たちが家に持って帰る場合には

一律5ユーロの寄付金をお支払いするというルールはあります。

 

食品を配布する場所や、スーパーから食品を集めるミニトラは寄付ですが、

ガソリン代 ミニトラにかかる経費 電気代 水道代 消耗品etc...

は私たち持ちとなりますので、お支払いは当然のこと。

 

   というわけで

今回ゴミ箱から救ったこのモロッコインゲン

 

 

  ご覧のとうりですが、

両端を切り落としお水にしばらく浸しておくと

  少しは生き返ってくれました。

 

   モロッコインゲンは塩茹でし、

そのままベーコンと炒めるのがドイツ家庭の一般的な食べ方です。

 

 

       でも

ゴミ箱から救ったナタマメは筋があったので細切りにしました。

 

 

 

 

 

ドイツのスーパーで売っているモロッコインゲンは

  新鮮なものでも筋があったりしますので、

その場合でもこのように手入れするとおいしくいただけます♪

 

和食ならこの段階で酢味噌やゴマだれで。

 

先ほど申し上げたドイツ家庭の一般的なお料理の仕方は

 

    まずバーコンを炒め

 

 

 

そこに下茹でしたモロッコインゲンを・・

 

 

ここにニンニクを入れても美味しいですが、

  実はドイツでは

元々はニンニクは使いません。

 

  ドイツでのニンニク文化は戦後、

労働力として入ってきたイタリア人やギリシャ人から持ち込まれました。

 

    ですので、

ドイツのお年寄りの中にはいまだに

   「ニンニク?

    食べません」

という方もかなりの数、いらっしゃいます。

 

     でも

  イタリア料理でサイドにするなら、

ベーコンを炒めるときにニンニクを一緒に入れて炒めてどうぞ♪

 

    もうすぐ5月

 

Matjes新ニシンの季節がやってきます。

 

 

 

ニシンの樽付はドイツの代表的なお魚料理で、

  主人の大好物でもあります。

 

 

 

 

 

このニシンは前にご紹介したサラダもとてもおいしく、

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/06/20/045752

 

   お魚にりんごにサワークリーム?

という日本人の発想からは考えられない組み合わせですが、

    一度トライあれ。

 

 

 

  今回は丸ごと一匹をいただきます。

 

 

 

 

    このお料理は

   大量の生の玉ねぎに

 

    Bratkartoffeln

本物のジャーマンポテトにインゲンのベーコン巻きが定番ですが、

 

今日はこのゴミ箱から救ったモロッコインゲンのベーコン炒めと一緒にいただきました。

 

 



    Matjesは

  しっぽをとって細かく叩き

生姜醤油でいただくと白いご飯がいくらでもいけるという状況になります♪

 

 『鯵のたたき』みたいになりますので、

青魚がお好きな方、どうぞお試しくださいね。