ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ムール貝のノルマンディ風

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ムール貝は今が旬。

 

セロリやニンジン、おネギ等の香味野菜を炒めてそこにムール貝を入れ、

白ワインを注いで蓋をすればできてしまうので、

この時期よく食卓に登場することと思います。

 

ムール貝は一応、下処理をしてから出荷されますが、

パックを開けてすぐにお鍋に直行ではなくて、

洗ってお掃除することをおすすめいたします。

 

殻が壊れているものや、貝同士をコンコンとぶつけてみて

軽い音がするものは破棄しましょう。

 

フジツボやヒゲはもちろん取りますが、

貝の表面のヌルヌルもとったほうが、美味しくできます♪

 

白ワインだとライン地方風、

トマトソースを入れてイタリアン、

最近ではタイのグリーンカレーも入れたりしますが、

私が一番好きなのがノルマンディ風

 

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3Cのムールともいわれます。

 

なぜ3Cなのかというと、3っつCの頭文字がつく材料が入るから。

 

それは・・・

Carvados、Crème fraîche、Cammanbert

の3っつ。

 

リンゴのお酒のカルバドスも、白カビのチーズのカマンベールもノルマンディが産地ですので、それにダブルクリームのクレームフレッシュを合わせたものをノルマンディ風と呼ばれております。

 

ノルマンディは貝の産地でもあり、

色々な貝が海辺で売られています。

 

 

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ドイツではムール貝にはパンが添えれれますが、

フランスではMoules frites と言われるほど、ムールとフライドポテトは同一語になっていて、

相性の良い組み合わせと言われています。

 

お鍋にいっぱいのムール貝に

大きなボウルいっぱいのフライドポテト・・・

 

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このノルマンディ風のムール貝にもフライドポテトはつきもので、

「ああ、今日もたくさん食べちゃった・・」

と後悔するのは毎回ですが、

ダイエットは明日からということにいたしております♪