↑
シナモンの材料となる
クスノキ科のシナモンの木の丸太はこれ。
この皮を剥ぎ取って乾燥したものがシナモンとなります。
シナモン、ドイツ語でZimtは、
日本ではシナモンロール、シナモンドーナツ等甘いもののイメージ。
りんごとも相性が良いので、
アップルパイにも欠かせません♪
おかし作りのお好きな方なら、
多分パウダー状のシナモンはご家庭のキッチンに
常備されていらっしゃることでしょう。
ココアやコーヒーの上のホイップに香りづけとしてパラパラ落としても
そして、
ドイツのホットワインにも。
でも
ドイツのホットワインで使う香り付けのシナモンは
パウダーではなく
1本丸ごとぽちゃんとワインへ・・・
これがパウダーにする前のシナモンです
↓
シナモンは
セイロン
カシア
ニッキ
の3っつの種類に分けられています。
京都の銘菓八つ橋でおなじみの肉桂は、
やはりクスノキ科の木からですが、
根っこの上皮を乾燥させたものがもともとだそうで。
ドイツの普通のスーパーで入手できるのは
セイロンシナモン Ceylon Zimt
と、
カシアシナモン Cassia Zimt
の2種類となります。
向かって左の葉巻状のものがセイロンシナモン
右の太い木みたいなのがカシアシナモン。
セイロンシナモンはパリパリと
手ですぐに割れますが、
カシアシナモンは硬いので手の力ではまず不可能です。
お値段的には葉巻状のセイロンシナモンの方がお高く、
カシアシナモンのだいたい倍ほど致します。
が、
パキパキ割って使えますし、
結果的にはお値段の面から見れば同じかもしれません。
ただし・・・
香りが異なります。
カシアシナモンはパンチがあり少し苦味もあるかも。
それに対してセイロンシナモンは優しい香りなんです♪
なので、
おかし作りにはセイロンシナモンが向いています。
あと、
木みたいなカシアシナモンの方は
クマリンという成分がセイロンシナモンの200倍多く含まれていて、
毎日多量に摂取すると肝臓障害になるとか・・・
ですが、
小さじの先に少量、それもたまーにならば
私たち日本人の食生活ではカシアシナモンも問題ないと思います。
お安いパウダーのものはほぼこのカシアシナモンの粉末なんだそうで。
お肉のお料理が発達している国では、
シナモンもお料理によく使います。
以前ご紹介したチリ・コン・カルネ、
カリブの代表ローストチキンのジャークチキンにも必需品ですし、
ペルシャやインドのお料理にも欠かせません。
身近なところのシナモン使いとしては・・・
いつものハンバーグのタネに
シナモンパウダーとクミンパウダーKreuzkümmelをちょっとだけお入れになってみてくださいませ。
お好きなら、ニンニクのすりおろしもどうぞ。
あっという間にオリエンタルな香りがするハンバーグとなります♪
セイロンシナモン・・
セイロンは今のスリランカ。
緑の島の中で
茶畑はあちらこちらに広がっています。
イギリス流のティータイムをお庭でいただくことができました。
学校帰りの子供達
↓
子供達の楽しそうな話し声が聞こえそうです♪