ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ロマネスコのお話

 

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明けましておめでとうございます。

2021年は普通、

ごく普通一般の年でありますように・・

 

11月からずっと食べ続けてきた重たいソースにも、

そろそろ飽きてきた頃だと思います。

 

冷蔵庫の野菜室には残り物のお野菜とかも随分たまり、

処分に困る時には、ジャガイモと一緒に炒めてしまっております。

 

例えばロマネスコ

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祝日中に、

ささっとオルキエッテのパスタとか、

茹で野菜のサラダ、

もしくはフォンデューに使うかもと思い、お安かったし買いましたが、

結局は使わず・・

 

カリフラワーよりクセがなく、

何しろ見た目が可愛いのでついつい買ってしまうお野菜の一つ。

 

これ、

実はカリフラワーより火入れが簡単なんです。

 

もしお鍋に入れることのできるバスケット、

もしくは折りたたみの蒸し器があればそれを使い、

なければお鍋に直接でも構いません。

 

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お鍋に入れる、お水はほんのちょっと、

2センチもあれば充分♪

 

沸騰したらそこに解体したロマネスコを入れ、

蓋をして

 

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5分ほど。

 

これだけで火が通ります。

 

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ぐちゃぐちゃにするよりもアルデンテの方が、

後からの使い道がたくさんできます♪

 

このままニンニクとオリーブオイルで炒めて

ショートパスタと一緒にイタリアン。

 

もしくは、

同じく冬の冷蔵庫の常連、

芽キャベツと・・

 

 

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数個だけ、

残ってしまった芽キャベツの葉っぱを、一枚づつむしって解体。

 

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オイルを手でそっと回して、

ささっと、

強火のフライパンでお塩と焦げ目をつけるように炒めると・・

 

あら不思議。

キャベツ?

味の詰まったキャベツの味となり、

単に茹でただけですと、

子供達の嫌いな野菜のトップテンに入る、人気まるでなしの芽キャベツですが、

こうして調理すると全く違うお味となります。

 

そして・・

 

下蒸ししておいたロマネスクと混ぜるように炒めます。

 

もし茹でてしまったジャガイモが余っていたら、

それも一緒に炒めてしまいましょう♪

 

ジャガイモに焦げ目をつける方が時間がかかりますので、

この場合は、まずジャガイモ

そして芽キャベツ、

そしてロマネスコの順番でしょうか・・

 

お塩と、

お好きなオリーブオイルで最後に香りをまとわさせれば、

とっても体に良いランチとなります。

 

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もしかしたら、

さっと炒めた薄切りのお肉のソテーにもあうかも。

 

とても栄養が高いロマネスコ。

 

そして欧州の冬の代表的なお野菜芽キャベツ。

 

こうすると、

滋味深いお味と変わります♪