ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

セロリのお話

f:id:ducky26:20201125191547j:plain

 

セロリ

 

ドイツ語ではゼレリーと発音します。

 

ドイツでは、

どちらかといえば根セロリの方が定番ですので、

こちらの方はStangensellerieシュタンゲンゼレリーといい、

根セロリと区別することの方が多いようです。

 

ちなみにこちらが根セロリで、

セロリアックと日本ではいわれているようです。

 

 

f:id:ducky26:20160926232126j:plain

 

スープセット?の中に入っているのがこれ。

f:id:ducky26:20191122035232j:plain

 

パックを開けるとこんな感じです。

 

f:id:ducky26:20191122035220j:plain

 

日本では、セロリは1本買いですが、

 

ドイツでは束になっているので、かなりの大量で、

使い道に困る方もいらっしゃるのでは?

 

セロリは西洋料理では脇役として欠かせない存在ですが、

主役にもなります。

 

例えば・・・

 

サラダはいかがでしょう?

 

同じような形をしているお野菜は、

似た者同士。

 

似た者同士は、お味もあいます♪

 

 

f:id:ducky26:20201125191544j:plain

 

例えばフェンヒェル。

 

日本ではウィキョウとよばれています。

 

f:id:ducky26:20180718004455j:plain

 

個人的にとても好きなお野菜です。

 

ですので、庭で自家栽培までしております♪

 

ドイツではお腹の調子が悪い時に

「フェンヒェルのお茶でも飲む?」

というくらい、薬草としての役割があります。

 

このフェンヒェルとセロリは相性が良く、

フェンヒェルのグリーンの部分とディルはまた同じような形ですので、

この3者はとっても相性が良いお野菜となります。

 

f:id:ducky26:20180905164458j:plain

これがフェンヒェルのグリーン

 

ね、

ディルと似ているでしょう?

 

 

全て小さく切って

フェンヒェルと仲がいいオレンジと一緒にビネガーオイルのドレッシングで和えれば、

美味しいランチとなります。

 

セロリの筋はアスパラガスの皮を剥く時のピーラーで、

簡単に取れます。

 

セロリの筋は取らない方もいらっしゃいますが、

時に生食の場合はごそごそしてしまうので、

ひと手間どうぞ。

 

筋を取ると、全く違った美味しさとなります♪

 

 

 

f:id:ducky26:20201125194012j:plain

 

 

昨日の残りの茹でジャガイモを縦に切り、

フライパンで炒めてそれと一緒に。

 

f:id:ducky26:20201125204138j:plain

 

 

 

 

今度の日曜日はもうアドヴェント。

 

f:id:ducky26:20201125192323j:plain

 

ドイツではクリスマスの週から数えて4週前から、

この季節が始まります。

 

地下の片隅で

1年眠っていたクリスマスの飾り付けを取り出し、

 

 

f:id:ducky26:20201125192317j:plain

 

 

少しづつ、家の中をクリスマスカラーに・・・

 

 

f:id:ducky26:20201125192326j:plain

 

主人の父方祖父の家は現在フランス領のアルザスですが、

そこから受け継いだこの古い食器棚も、

もみの木の枝とライトで飾りました。

 

本物のもみの枝ですとヤニが垂れて大変なことになりますので、

もちろんデコ用のなんちゃってもみの枝ですが・・・

 

この辺りは臨機応変にしております。

 

そして、

外もお飾り。

 

例年おなじみですが、

二階のベランダからベツレヘムの星もぶら下げて・・

 

f:id:ducky26:20201126000947j:plain

 

 

これはライトが灯るペンダント。

 

このイガイガの形はベツレヘムの星と呼ばれております。

 

植木鉢にも星型のデコレーションをしました。

こちらの星は平面の星。

 

f:id:ducky26:20201125192320j:plain

 

毎年同じ飾り付けですが、

飾り付けながら、今年あった色々な事を思い浮かべております。

 

もしかしたら、

日本のお正月の準備と同じ感覚かもしれません。