真っ赤や黄色のきらびやかなパプリカの横で、
色白のスリムなパプリカがあります。
これは元々はハンガリー産のパプリカです。
ハンガリーではこのパプリカは、
薄く切ってそのまま、
もしくは詰め物にしたりピクルスになったりします。
ハンガリー語では最初のパを伸ばし、
『パープリカー』
みたいに発音します。
数年前?
数十年前?まで日本では、
緑色をしたお馴染みのピーマン以外、
パプリカといえば赤い色の粉、パプリカパウダーだけでした。
それは今でもハンガリーが主産地だそうです。
ハンガリーではパプリカは切ってもきれない大事な食材。
これは首都ブタペストの市場ですが、
ほら、こんな感じ。
↓
あちらこちらでパプリカがぶら下がっていたり、
山積みにされたりして売られています。
ハンガリーの方にとってパプリカは、
私たちのお醤油やお味噌のような感覚でしょうか?
ですのでハンガリー料理は当然真っ赤!
↓
ついこの前までものすごく暑かったのに、
なんだかもう空も高くなり、急に気温が変化する夏の終わり。
秋が近づくと無性にこの赤いお料理を食べたくなります。
天高く 我肥ゆる秋・・・・
主人が仕事の関係で、とても頻繁にブタペストとこちらを往復しておりましたので、
本来ですとこの時期に『ね、週末ブタペスト飛ばない?いつならOK?』
とかいう会話があるのですが、
今年はもちろん・・・・
なし(涙)
Covit-19・・いつまで続くのでしょうか・・(涙)
仕方がないので、自宅でパプリカの詰め物
Töltött Paprikaでも作りましょう。
色白スリムなパプリカの蓋を切り
中をお掃除します
その時にとっても便利なのが、
日本のグレープフルーツ用のスプーン♪
このギザギザであっという間に中が綺麗になります♪
また、
このスプーンの尖っている先端でソースをチョンチョンとお飾りしたり、
とってもとっても重宝しております。
中が綺麗になったら、
ハンバーグのタネみたいなものを詰めて。
本格的なものには、パン粉や卵の代わりに
アルデンテにあらかじめ茹でたお米がツナギに入ります。
この辺り、残った冷やご飯でもいいかもしれません。
お家ですもの、
その辺は臨機応変に。
それを大量投入したパプリカ粉とキャラウエイパウダーとマジョラムと、
ハンガリーではレッチョーといわれる赤パプリカとトマトのピュレ
をひたひたのベジフォンか薄めのコンソメに入れて煮込み、
↓
最後にサワークリームにコーンスターチを溶いたものでおソースをつないで
塩茹でジャガイモと・・
本当に素朴なハンガリーのお母さんの味がします。
主人の常宿はインターコンチ。
ドナウ川の反対側にはヒルトンがありますが、
町側のインターコンチからの眺めがとてもよく、
足場も良いので気に入っています。
ホテルから歩いて色々なところにいけますし。
ブタペストのちょっと気取ったレストランでは、
お食事中、
フォルクローレ色いっぱいの演奏をしてくれます。
そしてココロもお腹も満たされてホテルへ・・
美しいドナウ川の夜景を見ながらバタンキューzzzzz
とかやっているので、
いつまでたっても体型が元に戻りません(涙)
↑
ブタペストのお気に入りレストランで隠れて自撮り(笑)
またいつの日か、ちょろっと週末に飛べますように。