ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

大きな大きなチョコクッキーのお話

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北ドイツに住んでいる孫がFace Timeで、

「これ読んで」

と、ぐりとぐらの絵本を持ってきました。

 

ぼくらの なまえ は ぐりとぐら

このよ で いちばん すきなのは お料理すること食べること

ぐりぐら ぐりぐら・・・・

 

あら、

誰かにそっくり(笑)

 

読み終わって孫が、

手を両手に広げて、

「こーんな大きなパンケーキ 食べたい」

 

でも、

パンケーキは送れないし、

どうしましょう。

 

「クッキーでいい?」

「うん。クッキー。こんなーに大きいの♪」

 

と。

クッキー作り。

 

普通にバターと小麦粉で大きいクッキーを作ると、

送る間に壊れて、

箱を開けたらバラバラ事件になってしまいそうですので、

ミューズリやドライフルーツが入ったクッキーを焼くことにしました。

 

ミューズリの大半はオートミール、オーツの押し麦が主原料。

 

 

毎朝シリアルを召し上がるご家庭ならば

もてあますことはないと思いますが、

たま〜にスイスのミューズリ

Birchermüsliが食べたくなって前の晩に仕込む以外、

棚の中で次回の出番を待つだけの我が家。

 

そういうご家庭ならば、

余ってしまったミューズリでクッキーを焼くと、

あっという間になくなる健康食となります。

 

ドイツ語でHaferflocken

日本語でオーツミールがキッチンのどこかに残っている場合はこのままどうぞ。

 

↓の写真、左の色が濃いものが燕麦の押し麦オーツミール、

右上の小さめで白っぽいのが日本の押し麦です。

 

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このクッキー、

この分量ですと一度にたくさんできますが、

人気がありますので、あっという間になくなります。

主人は夜、そーっと赤ワインのお供にしているようです。

本人は隠れて食べているようですが、

わかりますよ、もちろん、

缶の中を一目見れば、数が減っているのが・・・(笑)

 

 

 簡単ですし、材料も身近なものばかりですのでコロナ禍に

『つまんな〜い』

というお子様とご一緒に焼くのはいかがでしょう?

 

いるものは:

強力粉 Mehl Type 550 カップ1杯半

ベーキングパウダー Backpulver小さじ3/4

重曹 Natron  小さじ半分

お塩 小さじ半分

オーツミールもしくはHaferflocken もしくはミューズリー   Müsli カップ1杯

カシューナッツ、アーモンド、くるみ等ケーキを焼いたりした残り物のナッツ類 カップ1杯

ドライフルーツの類 (できればBIOのスーパーにある無糖) カップ1杯

ビターチョコ 1枚

室温のバター 半包 ようするに125g

ザラメ糖 Rohzucker カップ1杯 

卵 1個

 

ナッツの類は一度フライパンで乾煎りしておきましょう。

そのあと、

ナッツ、チョコレートとドライフルーツの類を刻んでおきます。

今日はAroniaアロニアが残っていたので、それを。

Aroniaは、ブルーベリーの3倍のアントシアニンが入っているそうで。。

ミューズリの中にドライフルーツが入っていたら、

それも一緒に刻んで。

 

 

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押し麦と混ぜておきます。

 

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粉類の

強力粉、ベーキンングパウダー、重曹、お塩は別のボウルに入れて

 

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こちらもよく混ぜておきます。

 

室温のバターにまずザラメ糖をよく混ぜます。

この時のお砂糖は必ずザラメ糖になさってください。

普通の白いお砂糖ですと、

もしかしたら失敗する可能性があります。

ザラメ糖は体にいいですし。

ドイツ語ではRohzucker,

どこのスーパー(EDEKA, REWE等)でもお砂糖のコーナーにある筈です。

できればBIO無農薬のものをお勧めいたします。

 

バターとザラメ糖がよく混ざったら、

そこに卵を入れよく混ぜて、

そこに粉類を全部入れて混ぜ

 

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ここにナッツ、チョコレートとドライフルーツを刻んだものと

押し麦をガバッと入れて

よく混ぜて準備完了。

 

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オーブンを180度に温めて、

天板にオーブンペーパーをしいておきます。

 

小さな握り寿しのような分量を手に取り、

それを天板へ。

小さなボウルかコップの底にオイルを塗って、

その底で上から押さえて、

ペッチャンコにします。

 

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焼いている途中、大きくなるので、

お隣との間隔は開けておきましょう。

ソーシャルディスタンス♪

 

これをオーブンへ。

20分から22分、

周りに焼き色がついたら焼き上がりです。

でもまだ中心がぷよぷよしていたら、

30秒から1分多めに焼いた方がいいと思います。

 

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天板を外に出したら、

このままじっと5分我慢の子。

すぐにいじると壊れてしまうので。

 

5分経ったら網の上で冷ませば出来上がりです。

 

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ドイツのオーブンの通常の大きさの60センチのものですと、

1つの天板で16枚は焼けます♪

その時によって大きさも変わるので、

何枚?とはお答えできないのですが、

今回は天板を2枚半 回しました。

 

けちじゃないよ ぐりとぐら

ごちそうするから まっていて

 

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孫が両手を広げるような大きさではないですが、

娘には

「ねえ、1枚だけ食べていいって、これだと言えないから、

もうちょっと次は小さく焼いてくれる?」

と、

言われる大きさのクッキーとなりました♪