ドイツのクッキングスクールで講師をしております。
ほぼドイツ人の生徒さんですが、駐在でこちらにお住まいの生徒さんもいらっしゃって、子供の時に育った『家庭』料理の違いを感じます。
その一番の典型は『ニンニク』
日本人は中華料理の影響が強いのでしょうか。
ニンニクは『焦しニンニク』系のイメージがあり、強火で火を入れるともっと香りと旨味が強くなる的感覚です。
が、
実際には急に強火で火を入れると、こちらのニンニクでは苦味が出てしまいます。
もしかしたら、ニンニクの種類が、日本のものとこちらのスペイン産のものとは違うのかもしれません。
オリーブオイルもオリーブという『実』のジュース。
こちらも強く火を入れれば、変化をしてしまいます。
オレンジジュースを沸かしてしまうのと感覚的には一緒。
ですので、冷たいフライパンにオリーブオイルを入れてニンニクを入れて、ゆっくりと弱火で、泳がすように火を入れてあげてみましょう。
ニンニクの周りから空気の泡が立って、良い香りがしてきたら成功です。
お塩で調味し、ゆでたてのスパゲッティと混ぜれば、何にもないときのお助け料理、アーリオ・オーリオとなります♪
唐辛子も一緒にゆっくり泳がせてあげれば、ペペロンチーノ。
イタリアのマンマの定番です。
炭水化物オンリーの一品ですが、たまにはいいということで。。。