日本のリンゴはとっても大きく蜜まで入り、ジューシー。
『ドイツのリンゴは酸っぱいし、香りも少ないですね』
と、おっしゃる方も多いです。
確かにそう。
仕事中、書類を読みながらリンゴをズボンでこすって、1個まるごとのリンゴを皮のままかじり、芯まで食べて、先端の茎だけぽいっとゴミ箱に捨てるビジネスマンとかは、日本ではまず見られない光景だと思います。
昨年に続く異常気象や、ミツバチが少なくなった事等が原因で、リンゴは不作。
今年のは特に小さいです。
ほら。
卵より小さい。。。
上の写真はElster エルスターというリンゴの種類で、夏とか初秋のリンゴと言われている種類です。
酸味があり、歯当たりもよく、火を通しても崩れにくいのが特徴です。
日本ではあまり果物をお料理には使いませんが、こちらではよくリンゴをはじめとして果物をお料理に使います。
Elster種のリンゴは例えば、樽漬のニシンとサラダにしたり、ソーセージやハード系チーズのサラダに混ぜたり、またポテトグラタンの中にひそませたり。。
これに比べてBoskoopという冬のリンゴは火を入れると崩れやすいので、スポンジの中に焼き込んで香りを閉じ込めるバターケーキとか、ムースにしたり、じゃがいもや他の冬の根菜と共に、マッシュにしてお肉と一緒にいただきます。
ボスコープ と発音します。
Elsterはお肌がツルツルですが、Boskoopはざらっとしています。
Elster種のリンゴで焼いたタルトはリンゴの歯ざわりと爽やかさが残っていて、
「子供の頃、夏休みに遊びに行ったおばあちゃんの家の庭の味がする」
と、主人が申します。
次のお教室で、皆様とご一緒に焼く予定のこのタルト、実はとっても簡単で、ハカリも必要ありません♪
また、薄く切って少しのお砂糖とシナモンZimtでさっと煮たこのElster種のリンゴを冷まし、冷凍のパイ生地に包んでオーブンで焼けば、簡単なリンゴのパイとなります。
↑これが冷凍のパイ生地。
スーパーの冷凍庫のケーキのコーナーにあります。
使い方は日本の冷凍パイ生地と一緒です。
あたたかい焼きたてのリンゴのパイにバニラアイスを添えて、夏休みのおやつにどうぞ。
*次回の日本語でのお教室、10月9日分はまだ若干お席がございます。
9月19日、10月2日は満席となりました。 ありがとうございます。
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frankpetzchen@gmail.com
までどうぞ。