ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

フレンチで日本酒

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先日、日本の国税庁様とJETRO様のコラボで、『フレンチに日本酒をあわせる』という企画をいたしました。

欧州の方に、お食事に『ワインやビール』ではなく、『日本酒』でも味わっていただきたいとのテーマです。

プロワインというメッセに絡めたイベントでしたが、当日はたくさんのご参加がございました。

上記写真は、いつも皆様とご一緒する小さな方のスタジオではなく、大きな方のスタジオ、Steinstr. です。

 

ミシュラン一つ星のシェフ、フライターク氏に声をかけ、ともに開発した小さな品々ですが、飲むことと食べることがお好きな方なら、ご興味がおありになると思い、ちょっとだけご紹介させてくださいませ。

 

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これは洋風南蛮漬け。

クロダイを使いました。

クロダイは粉をつけて多めのオイルで火を通し、三杯酢に。

お酢はワイン酢です。

お砂糖の代わりにアガベシロップを使いました。

 

もう一つ、不束ながら個人的に、とてもよくできたと思うお皿があります。

和食に欠かせないのがお大根。

お漬物、お味噌汁、おでん、煮物、そして焼き魚にと、日本の食卓からお大根をとったらかなり寂しくなりますね。

なので、お大根を洋風のアイデアで使いました。

お大根はかつらむきにすると、こんな感じにも使えます。

 

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赤いつぶつぶはなーに?

というお声が聞こえます♪

これは、北アフリカから南欧にある世界最小のパスタ、クスクスをビーツの煮汁で調理したものです。

黄色いのはサフラン。

 

熱燗に合う一品となりました。