日本もそうであるように、ドイツでも色々なものが地方によって違います。
例えばポテトサラダ。
私たちの住んでいる北西ラインの州はマヨネーズで和えたものが一般的ですが、ドイツも南の方へ行きますと、ドレッシングで和えたものとなります。
お隣の国オーストリーの首都ウィーン名物、シュニッツェルにつきもののポテトサラダもドレッシングで和えたもの。
ご紹介した粗塩ジャガイモを使ったら、このポテトサラダもあっという間にできます。
冷蔵庫の始末にもなりますし。
ない場合には、前日に茹でたジャガイモでどうぞ。
今日自宅の冷蔵庫に残っていたのは、粗塩ジャガイモ3個とキュウリがちょっととおネギにパセリ。
これでポテトサラダを作りましょう。
ジャガイモは皮をむいて薄く切り、
おネギや玉ねぎも細かく切ります。
この玉ねぎはエシャロットで、冷蔵庫に半分だけ残っていたものをもったいないので切りました。
お鍋に固形キューブ、日本のでしたら1個、ドイツのでしたら半分を入れ、お水を2センチくらいはり、火にかけます。
沸いたら、おネギ類を入れ、一煮立ち。
そこにジャガイモを入れて、汁気を飛ばすように火を入れて、
汁気がなくなったら火からおろします。
この間に、キュウリを薄切りにしてボウルに入れて、塩もみをしておきます。
キュウリの皮はこちらでは剥く方が多いですね。
塩もみの水分は捨てないで。
ここに、お酢大さじ1 サラダオイル大さじ2を混ぜてドレッシングを作り、捨てないでとっておいたキュウリの水分で味を調整してジャガイモを入れ、パセリを加えて、よく混ぜて出来上がり。
出来立てよりも、少し時間をおいたほうが味がしみておいしいです。
キュウリでなくても、ラディッシュでも。
今日はキュウリが残っていたので入れましたが、ドイツの調理師訓練本にあるオリジナルレシピでは、キュウリは入っていません。
もし、ピクルスのキュウリが残っていたら、それを刻んで入れてもおいしいですし、ピクルスのマリネ液をドレッシングに入れれば、それこそ『ドイツ』のお味になります。
主人の希望でウィーンオリジナルのシュニッツェルを作り、グリーンとサラダと一緒にオーストリーのお皿Gmundnerにもったら、気分はヨハン・シュトラウスのワルツのムードとなりました。
デュッセルドルフの旧市街、カールスプラッツ市場のそばのキッチンスタジオで、たまに日本語でのお教室もしております。
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